フジテレビ系(FNN) 9月22日(月)18時59分配信
19日に日本で発売された「iPhone 6」に転売目的の中国人が殺到した。そのiPhone 6は、早速、中国の通販サイトで販売されていたが、それが、金ピカ加工がされたものまで販売されていた。
iPhone 6の発売初日の19日、大阪では行列の割り込みをめぐり、怒号が飛び交うなど騒然となった。
さらに同じ19日、東京・銀座でも「今、どんどん(中国人が列に)入っているよ、また。それひどいよ、はっきり言って。言葉通じるわけないじゃん。まともに買いに来ている日本人は少ないんだから。どこの国なんだよ、ここは」といった声が聞かれた。
転売目的の中国人らが殺到して、大混乱に。
販売が始まると、店のすぐそばで現金がやり取りされ、車のトランクの中には、iPhoneがぎっしりと積み上がっていた。
そして、新型iPhone発売から週が明けた、22日の東京・銀座のアップルストアには、新型iPhoneを触ってみたい人でいっぱい訪れていたが、現在在庫はなく、予約販売のみの状態となっている。
中国からの観光客は「iPhone 6は、全部売り切れでした」、「中国では売っていないし」などと話していた。
日本から消えたiPhone6はどこに。
中国・北京で、電子製品を扱う店が並び、北京の秋葉原と呼ばれる「中関村」。
連なる携帯電話ショップの店先には、中国ではまだ発売されていないはずのiPhone 6があった。
携帯ショップの店員は「香港からの転売で、16GBはおよそ14万円、64GBはおよそ15万円、128GBはおよそ16万5,000円」と語った。
香港から転売したというこのiPhone 6の価格は、日本円にすると15万円前後と、正規価格の倍近い値段で販売されていた。
携帯ショップの店員は「日本からのも、64GBなら1台ある。公式サイトの販売額で売っているところはまずない。全部、個人が日本から持ってきた」と語った。
さらに、中国のネット通販サイトでは、日本から航空便で直送というiPhone 6が、およそ23万円の高値などで取引されてした。
ITジャーナリストの三上 洋氏は「iPhone自体が、中国の富裕層のステータスシンボルということがある。中国国内では、未発売のiPhone 6を持っているということが、さらに価値を高めるという意味だと、みんなが、どんどん高い金(額)で、金に糸目をつけず、買おうとする行為が続いているようだ」と語った。
富裕層のステータスになっているiPhone。
中国の通販サイトには、ゴールドに装飾されたiPhone 6が販売されていて、60万円以上の値がついている。
中国では、業者が独自のコーティングを施した金ピカiPhoneが富裕層に人気なのだという。
そして、エスカレートする転売騒動は、ついにiPhone 6密輸の摘発まで。
広東省珠海市の税関では、お菓子の箱に20台ものiPhone 6が隠されているのが見つかった。
申告をせずに、中国に持ち込もうとしたところを、X線検査で職員が発見し、iPhone 6は全て押収された。
三上氏は「iPhone 6は今後、在庫が来るたびに、似たような(転売)騒動が起きる可能性もある。2倍以上のプレミア(価格)がついて、裏市場に出回っていることを考えると、(店舗での)盗難にも気をつけなければならない」と語った。
中国では、依然、iPhone 6の発売のめどは立っておらず、転売騒動は、しばらく続くとみられる。
なるほど、借金して飛行機で飛んできても十分採算取れるわけだな。しかし、なんちゅうか、本中華、東アジアでは何処も富裕層という連中のあさましさ、というか品の無さは救いようがないな。金ピカiPhone(笑)こいつらも似たようなもんだけどな。さらに、ここまで来るともう笑うしかないぞ!