「マッサン」スピンオフ決定 前後編は初…前編は早見あかりが主人公
デイリースポーツ 3月5日(木)
NHKは5日、朝の連続テレビ小説「マッサン」のスピンオフドラマを前編・後編の2本立てで放送することを発表した。朝ドラのスピンオフは08年に初めて「ちりとてちん」で、「ちりとてちん外伝『まいご3兄弟』」が放送されたが、前編・後編の2本立ては初めて。
いずれもNHK-BSプレミアムで、前編・4月25日午後8時から、後編・5月2日午後8時から、1時間番組で放送される。
前編は「すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~」で、舞台は1924年(大正13年)。マッサンこと亀山政春(玉山鉄二)の妹・亀山すみれ(早見あかり)を主人公に、すみれが広島を飛び出し「こひのぼり」に住み込みで働き始める。すみれには秘密があり、どうやら女子校時代の先生・山村信吾がトラブルの原因らしい--とのストーリー。後編は「たそがれ好子~女三人寄れば姦(かしま)しい~」で舞台は1938年(昭和13年)。主人公は大阪・住吉酒造の事務員・安藤好子(江口のりこ)。北海道余市に好子が池田(前野朋哉)と現れる。「うちら駆け落ちしてきてん!」と好子の暴走はハナ(小池栄子)、チエ(酒井若菜)を巻き込み、女たちは男たちを追い出し家事をストライキして大騒動に--との物語が展開される。
ヒット作やヒットシリーズにはスピンオフ(外伝)作品がしばしば作られるが、二本立てとはなかなか気合が入った作品になりそう。女系メンバーに重きをおいた構成のようで、あらすじだけ見ればスピンオフらしい渋いスポットの当て方だが、話の仕立ては楽しい作品のようだ。NHK-BSプレミアムでのオンエアということだが、朝ドラファンのためにも、早めに一般地上波にも流して欲しい。NHKも上の方や報道はどんどん安倍将軍翼賛に傾いているが、制作の現場ではまだ頑張っている気配もあるようなので、放送の拠って立つべき場所を何処でもいいから守り続けて欲しい。
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