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NHK・ニュースウオッチ9大越キャスター3月末降板。真相は「更迭」だと?

真相は「更迭」…NHK大越キャスター“3月末降板”の舞台裏

日刊ゲンダイ 1月22日(木)

 安倍政権の“メディア規制”を象徴する情報が飛び込んできた。「NHK『ニュースウオッチ9』の大越健介キャスターが3月末で更迭」というのである。
大越健介この人事には、陰に陽にNHKの報道に“圧力”をかける安倍官邸の意向が働いているようだ。後任は、ワシントン支局長やBSの国際ニュースでキャスターを務めた経験のある河野憲治・報道局国際部長だという。
大越キャスターは政治部記者を経て、05年から4年間、ワシントン支局長を務めた後、10年3月に「ニュースウオッチ9」の顔となった。
番組内では淡々とした語り口で独自の見解を述べ、物議を醸すこともたびたび。良くも悪くも“名物”キャスターとして名を馳せている。
大越氏のキャスター歴は丸5年。テレビ業界は4月が改編期なのでNHKは「それに合わせた交代」と説明するのだろうが、内実は違う。大越キャスターの原発に対する慎重な姿勢に、官邸は随分前から不満だったという。
「大越さんは、ブログで『原発事故の教訓はどうなったのか』『(福島原発事故は)原子力の安全神話を崩壊させ、技術への過信に大きな警鐘を鳴らした』などと、原発再稼働に厳しい発言が多い。そこに難色を示す安倍官邸の意向が、籾井勝人会長を通じ局内に伝わっていて、去年から大越さんの交代が検討されていました。上層部の共通認識になっていました」(NHK関係者)
去年7月「クローズアップ現代」に菅官房長官が出演した後、官邸が番組内容に抗議したと一部メディアで報じられたが、官邸は看板番組のキャスター人事にまで介入するのか。この件についてNHK広報局は、「番組のキャスターについては、NHKが独自の判断で選考しています。新年度のキャスターはまだ決まっていません」と答えた。

秘密保護法が施行され何でもやりたい放題が可能になり、現政権のメディア抑えこみがますます露骨になってきた。会長に籾井勝人を送り込んで上層部への影響力の行使を行い、すでにジャーナリズムを放棄するような翼賛報道が見え隠れし始めていたが、ここに来て看板番組に人事介入とは驚いた。人事介入とは自民党政治屋らしいやり口だが、権力を振り回したくて仕方のない官邸が露骨な手段に出てきたということか?数年したら北朝鮮の放送局のような将軍様に覚えめでたいキャスターが、報道記者ではなく、日経上がりのスピーチライターに書かせた翼賛原稿を朗々と読むのだろうか?もう何があってもどうでもいいけどね。

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