毎日新聞 9月24日(水)2時35分配信
神戸市長田区の市立名倉小1年、生田美玲(みれい)さん(6)が11日に行方不明になって13日目。生田さんの自宅から約100メートル東の草むらで子供の遺体が見つかった。県警が何度も捜索していた場所だった。兵庫県警は生田さんとの関連を調べているが、生田さんの無事を祈り続ける知人らは大きな衝撃を受けた。
現場の草むらはマンションの裏手に位置しており、県警が手がかりを求めて何度も足を踏み入れていたはずだった。外部から入るには、市道から戸建て住宅などに挟まれた細い坂道を約100メートル上がる必要がある。坂道は所々、急な階段になっており、普段は住民以外はあまり通らないという。
草むらには民家があったが、1995年の阪神大震災以降は空き家になり、今は住人はいないという。
40代の男性会社員は「暗くて薄気味悪く、誰も寄りつかない場所。近所の子供たちも行かないように言われている」と話した。
アルバイト男性(63)は「草むらは付近の人も立ち入らないような場所。これまで不審者が目撃されたり、物騒な事件が起こったりすることはなかった。大変なことで、びっくりしている」。近くの50代女性も「あそこは近くに住んでいる人でも行かない場所だ」と語った。
内装業の男性(67)は「生田さんが行方不明になった当初から、周辺に警察の車が止まって捜索していた。なぜ今ごろ遺体が見つかったのか。最近、捨てられたものなか」と首をかしげていた。
◇現場周辺は県警の規制線
現場周辺は県警の規制線が張られ、捜査員らは夜遅くまで投光器の明かりを頼りに鑑識活動を続けた。報道陣や住民も駆け付け、騒然となった。
陰惨で猟奇的な事件はクリップしたくないけど、なんとなく捜査力の低下、警察官の公務員化から発見が遅れた気がしてならない。防犯カメラが無かった時代でも、こうだったのだろうか?重点エリアの中で見落としがあったとは、どうなってるの?