萩原流行さん妻 今週末にも記者会見へ 捜査に不信感か
スポニチアネックス 5月20日(水)
先月22日にバイク事故で死去した俳優萩原流行さん(享年62)の妻まゆ美さん(62)が、今週末にも記者会見する意思を固めたことが19日、分かった。まゆ美さんは警視庁の護送車が絡んだ事故の捜査に不信感を抱いているとされ、会見で何を語るか注目される。
事故は東京都杉並区の青梅街道で発生。片側3車線の一番左側を走っていた護送車が路上駐車の車をよけるため車線を変更したところ、中央車線を走っていた萩原さんのバイクが転倒し、護送車の前輪付近に接触した。その後、萩原さんは追い越し車線に投げ出され、乗用車にひかれたとされる。
護送車が直前に車線変更していることから、萩原さんがよけようとして事故になった可能性が指摘されている。警視庁は事故当日に状況説明した際、車線変更した車が護送車だったことを明らかにしていなかった。今月14日にはまゆ美さん立ち会いの下、現場の実況見分が行われた。まゆ美さんはこの時の警察側の姿勢に、不満を持っているとされる。警察側から賠償金を提示されているとも言われている。
当ブログでも事故について書いたが、あえて秘密保護法うを持ち出すまでもなく、今の政権になってから権力機構そのものが傲慢になり、もともと正義などより自己保身を優先する警察権力など戦前の内務省のごとく権力を振りかざす(さすがに狡猾なやり方でだが)のは自明の理だ。公務員そのものがいつの間にか「職業利権」になり、正義感や釈迦への使命感より生活の安定や職業上の様々な厚遇を目当てに「公務員化」が急速に進んでいる。兵士長はまだ若干マシな気もするが、東京への経済の一極集中で職場がなく、地方ではますます職業利権になる地方公務員。当然警察の質もひたすら堕落し、隠し切れない不祥事の多いこと。捜査手法もかつては現場100遍、現場100回といわれ、足で地道な捜査を重ねることで真実に迫ったものが、最近は「この辺に防犯カメラありますか?」から捜査を始めるというお手軽さ。小説上のアームチェアディティクティブを気取るわけでもなく、単に労力を嫌い、ひたすら「楽な捜査」を指向する傾向があるように見える。あげくに「カメラの映像が不鮮明で決め手にかける」などというわけのわからん言い訳まで出てくるようだ。今となっては警察が市民のために社会正義を行使しているなどという幻想は一般市民でも持たないだろうが、最低限人としての良心や正義ぐらいは見せてほしいものだ。今回の護送車については、事故当日の関係車両が護送車であることを発表していないし、どうも急な進路変更に問題があるように思えてならないが、そこは保身の権化「警察機構」、果たしてどうなるのか?護送車に問題なければ、なぜ賠償金を持ち出すのか?金でもみ消そうとするゲスな体質が垣間見える。成り行きをみてみたい。
※警察の恥ずべき公務員化については、我々の日常にも関係が深い道路交通法がらみで、こういったサイトもあるので、是非紹介しておきたい。
取締り110番 -道交法違反・交通違反で否認を貫き警察と闘うブログ-