菊川怜は急性胃腸炎 とくダネ!途中退席
日刊スポーツ 2月19日(木)
女優菊川怜(36)が19日、レギュラー出演するフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜午前8時)の生放送中、体調不良のため、番組を途中で退席した。
所属事務所によると、菊川はそのまま病院に向かい、急性胃腸炎と診断されたという。20日の番組復帰を目指し、この日は1日安静にして過ごすと説明した。
番組の冒頭は、時折、笑顔を見せ、いつもと変わらないようにも見えた菊川だが、番組開始十数分後には画面から姿を消した。キャスターの小倉智昭(67)は「怜ちゃん、体調が思わしくないので、この後、お休みさせていただきます」と説明した。菊川は昨年1月にも体調不良のため番組を途中で退席していた。
急性胃腸炎は多くの場合感染性胃腸炎であることがほとんど。要するに食べ物から感染する食中毒、食あたりなどが多い。おそらく問診で答えたであろうが、いったい何を食べたのか?
冬にも食中毒にご注意を
食中毒と聞けば食物が腐りやすい夏場や梅雨時のイメージがあるが、実は食中毒が意外に多いのは冬だったりする。そして冬の食中毒のほとんどはノロウイルスによるものだ。ノロウィルスは感染力が強く、状況によっては集団感染もありえるので油断ならない。
ノロの由来というか、そもそもは1968年、アメリカ合衆国オハイオ州ノーウォークの小学校で集団発生した急性胃腸炎患者の糞便から検出され、「ノーウォークウイルス(Norwalk virus)」と命名された。1972年、電子顕微鏡の観察から、形態が小さな球状をしていることより、「小型球形ウイルス(SSRV)」とも呼ばれるようになり、2002年、国際ウイルス学会において、“ノーウォーク(Norwalk)”と“ウイルス(virus)”を複合して、「ノロウイルス(Norovirus)」という正式名称に決まり、世界で統一して用いられるようになったという。ノロウイルスは二枚貝から感染することが多いとされ、その二枚貝はカキやアサリ、シジミやホタテなどが多い。二枚貝はプランクトンを主食としており、プランクトンと一緒に漂うウイルスも吸い込んで中腸腺という器官に蓄える。我々はこの蓄えられたウィルスを食べてしまうことになる。本来というかノロウイルスは人の腸管内でしか増殖できない。ノロウイルスが元気なまま体内に入ると体内で増殖し、糞便として排泄され下水へ流れていく。その後、下水処理されて河川へ放出されるが、タフなノロウイルスは下水の消毒では死滅しないため感染力を保ったまま海に流れ出していく。そして、ノロウイルスは海水を漂い先ほど出てきたような二枚貝に蓄えられることになる。それを人が摂取し感染して・・・というサイクルが繰り返されているのだ。なかなか困った自然循環だといえる。菊川女史の病気の詳細は不明だが、季節柄ノロの可能性もある。みなさんもご注意を。
ノロウィルスに感染した場合
ノロウィルスの場合、潜伏期が1〜2日あり、その後吐き気や嘔吐、腹痛などの症状が出てくる。通常は、2~3日で改善し、軽症で終わることが多いが、体力が弱い乳幼児や高齢者、免疫力の低下した人は注意が必要だ。厄介なことにノロウィルスには効果的な薬剤などの治療法がないので、下痢や発汗による脱水に気をつけながら自前の免疫力で回復を待つしか無い。つまり、(たいていの病気がそうではあるが)治療より日々の予防のほうが大切。症状が思い当たり、辛い場合は我慢せずに医者にかかりましょう。大した治療はできないけど、気休めぐらいにはなります。
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