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絶滅危機のキタシロサイ死ぬ、残りは世界でたった5頭のみだと?

2015/01/22

絶滅危機のキタシロサイ死ぬ、残り世界で5頭のみ

CNN.co.jp 12月16日(火)
キタシロサイ

(CNN) 米サンディエゴ動物園は、同動物園で飼育していたキタシロサイが、老衰のため14日に死んだと発表した。キタシロサイは絶滅の危機にひんしており、生き残った個体は世界で5頭だけになった。
死んだキタシロサイはオスの「アンガリフ」。44歳だった。世界に残されたキタシロサイは、同動物園で飼育しているメスの「ノラ」や、ケニアの野生生物保護施設にいる数頭を含めて5頭のみ。野生のキタシロサイは確認されていない。
キタシロサイについて国際自然保護連合(IUCN)は昨年、「絶滅寸前」の状態にあると指摘していた。ミナミシロサイとは遺伝子的に違う種に分類されている。
サイは高値で売れる角を目当てに密猟が後を絶たない状況だ。主に東アジアで治療薬としての需要が高く、麻薬よりも実入りがいいとされる。
犯罪集団がヘリコプターや暗視装置、消音装置付きの銃などを駆使する中で、保護活動は後手に回っている。

なんだなんだ。いつのまにか5頭だと?ほぼ絶滅という状況は、ガラパゴス諸島のピンタ島(英語版)に生息していたガラパゴスゾウガメの亜種(独立種とする説もあり)ピンタゾウガメ(Geochelone nigra abingdoni)の最後の生き残りだったロンサム・ジョージ(Lonesome George、2012年6月24日死亡)を思い出す。生存競争や環境への不適応など、絶滅へ向かう種があるのは仕方がないことだといえ、人間にそれを加速させる権利などあるはずもない。地球総体、環境にまで想像力が及ばない野蛮さは、利権のための原発再稼働や、金をばらまいて権力を維持したりするメンタリティと寸分も違わない。お金儲けして何が悪いんですか?とは言わせないぞ。ゲスどもめ。とにかく、遺伝子の保存とかではなく、なんとか科学の力で生体としての種の維持はできないものだろうか?

ナショナルジオグラフィックによると、すでに10月に繁殖可能なオスである「スニ」が死亡している。

10月17日、ケニアにあるオルペジェタ自然保護区(Ol Pejeta Conservancy)の囲いの中で、34歳のスニの死体が発見された。声明によれば、おそらく自然死だという。シロサイの寿命は長くて40~50歳と考えられている。
スニの死により、地球上に生息するキタシロサイは6頭のみとなった。スニは子孫を残しておらず、繁殖できるオスはあと1頭しかいない。同じシロサイの仲間ミナミシロサイも、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。
チェコのドゥブール・クラーロベー動物園(Dvur Kralove Zoo)で生まれたスニは、希望の象徴だった。絶滅危惧IA種に分類されるキタシロサイを救うための最後の頼みとして2009年、スニを含む全世界のキタシロサイ8頭がオルペジェタ自然保護区に送られた。
現在のところ、成果は出ていない。世界自然保護基金(WWF)でアフリカの生物種を保護するプログラムの上級責任者を務めるマシュー・ルイス氏は、「あのような事態に陥ったのは残念だ。キタシロサイを復活させるために努力してきたが、最悪のシナリオが現実になった」と悔やむ。

つまり事実上、繁殖可能な雄が誰もいなくなったということか。こと自然保護や環境など、金にならないことは全てが後手後手に回る。人がその必要性や大切さに気がついた時には、時計の針を戻すことができない事態にまで悪化していることばかりだ。欲に任せて権力をふるうバカにばかり社会を任せていては、原発事故や核兵器、生物兵器なども含め、最後には人類こそが絶滅の危惧に至ることもありえない話ではない。ノーベル賞が単なるアワードを超え、政治を排除した世界の英知を結集する縁として別の機能を持つようにならないものか?物理学賞受賞のマスコミ狂躁曲を眺めながら、そんな期待を持ってしまう。

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