尾木ママが18歳少年の父親を激非難「まるで第三者!傍観者!見物人!」だと?

尾木ママ事件ですよ

尾木ママ、18歳少年の父親を非難「まるで第三者!傍観者!見物人!」

スポーツ報知 2015年3月3日10時39分

尾木ママ 川崎市の中学1年、上村遼太さん(13)が多摩川河川敷で殺害された事件で、教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹氏(68)が3日、ブログを更新。逮捕されたリーダー格の18歳少年の父親が2日に発表したコメントに「あり得ないコメント」と怒りをあらわにした。
尾木氏は「18歳加害少年の父のコメント超ズレズレ…ビックリです…」の題名でブログを更新。「『真摯に捜査に協力して欲しい』???思わず二度読みしてしまいました!何で『捜査への協力』なの!?あり得ないコメント」と理解しがたい様子。続けて「まるで第三者!傍観者!見物人!」と非難した。
「こんな親もいるんだ… 親も親だからといって『親』ではない 親になれるわけじゃないようです… 考えさせられます…」と親のあり方についても言及した。
18歳少年の父親は2日に「大変ショックを受けており、これについて今はまだ言葉が見つかりません。息子には、自分の知っていることは全て話をして、真摯に捜査に協力して欲しいと伝えたいです。また私自身も、警察に対して正直にお話しし、捜査に協力していく所存です」(一部抜粋)などコメントを発表していた。

この事件に関しては陰惨で凄惨なうえにあまりにワイドショー的報道が多いので触れたくはなかったが、この尾木ママの感じたすごい違和感に関しては全く同意したい。印象として言えば、親としての一切合財を放棄しているような印象だ。何も危機管理のコンサルがしゃしゃり出て「この場合はこう謝ったほうが印象は良いですよ」という自民党が大好きなお金がらみの話ではなく。人間としての、親としての心情が一切感じられないことに驚く。レベルの低い弁護士あたりの作文をそのまま出したのだろうが、これがコメントだとは、尾木ママ同様呆れてしまう。おそらく実生活上でも親子としての関係がなかったのだろう。

さらに尾木ママは同事件での教育委員会の報告に「何の価値もない」と断じている。

 川崎市の中学1年、上村遼太さん(13)が多摩川河川敷で殺害された事件で、教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹氏(68)が3日、ブログを更新。この日、同市教育委員会が検証委員会を立ち上げ、校長や担任から聞き取り調査を始めたことに対して「何も価値ない!五回家庭訪問、電話29回計34回連絡」のタイトルで警鐘を促した。
尾木氏は、「川崎市教育委員会が『こんなにも担任はやっていたのですよ』という説明を真に受けては恥ずかしいことです。まるで反対の評価。つまり、担任はなにもやっていなかった証明なのです。」と教育委員会の報告を非難した。
電話も家庭訪問も状況把握の「手段」であって「目的」は実態つかむこととし、記者発表した状況報告に「もう本当に怒りです。メディアの皆さん騙されないでね」と注意喚起した。(スポーツ報知 2015年3月3日)

もともと教育委員会なるものは一種「ミニ官僚機構」のようなもので、本当に機能しているのか?世の中、教育の役にたっているのか甚だ疑問のある組織である。いつも少年事件が起こると、責任回避に終始し、小役人宜しく時の流れで責任が薄れていくのを待つようなところだ。地域の教育関係者の天下り先のような腐った機関に何も期待などしてはいけない。「メディアの皆さんだまされないでね。」なんて尾木ママがあえて書くのは怒りからだろうけど、個人的には「与えられたソースを垂れ流す」無能メディアには、それぐらいの注意喚起をしないとダメな時代かもしれないと情けなくなった。ま、保身術だけには長けた連中はもうどうでもいいけどね。被害にあった少年は本当に気の毒でならない。このまま弱いものへ弱いものへと、社会の歪みが黒い流れとなって押し寄せていくんだろう。本当に美しい国になってきた。

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