勝谷雅彦氏が上重アナと日テレの対応に憤慨「あり得ない」とバッサリ だと?

勝谷誠彦テレビ・ラジオ

勝谷氏 上重アナと日テレの対応に憤慨「あり得ない」とバッサリ

デイリースポーツ 4月30日(木)

勝谷誠彦出版サイン会 コラムニストの勝谷誠彦氏(54)が29日、大阪市内でサンテレビの冠番組カツヤマサヒコSHOW」(土曜、後11・30)の書籍化第3弾「酔談3」(西日本出版社)の刊行記念サイン会を行った。終了後、取材に応じた勝谷氏は日本テレビの情報番組「スッキリ!!」の新MCを務める同局の上重聡アナウンサーに対して怒りをあらわにした。
開口一番に「上重は許せないよ、アイツ」と激怒。上重アナは、週刊文春に「有力スポンサーから『1億7千万円マンション』利益供与を受けた」と報じられた。同局の大久保好男社長は口頭での注意だけで済ませたことを27日の定例会見で明かしている。
自身も3月まで同番組の月曜コメンテーターを務めていた勝谷氏は「社長の口頭注意だけとかあり得ない。会社としてのケジメが。サンテレビでもクビにするよ。あんなヤツが、何をえらそうにオレが座っていたところでしゃべってんの」とまくし立てた。
テリー(伊藤)さんも加藤浩次も頭にきてると思うよ。加藤浩次がどこで切れるかというのがすごい気になってる」とかつての共演者の心境を思いやった。
日本テレビの局としての品性が試されていると僕は思う。別に僕が関わった番組だからじゃない。関わった番組でなくても言うよ。メディアとしての品性を疑います」と力説した。
「(上重アナを)別に社員をクビにしなくても、番組から降ろしたらいい話。社長が『お前はしばらく謹慎しろ』と言えばそれで終わる話」と説明。「何をダラダラやっているのか。何かもっとほかにあると思わざるを得ない」と日本テレビの対応に疑問を呈した。
一方、週刊文春が別に報じたソフトバンク・松坂から上重アナが受け取ったとされる“友情のボール”についての記事は事実無根として、法的措置をとる準備を進めている。
勝谷氏は「もともと1億7千万円の問題が事実と違うのであれば文春を訴えればいい。そっちを訴えないということは認めているわけでしょう」と指摘。「認めていてそんなのを社員として朝の番組に起用して、報道でしゃべらせている。あり得ない」と、この件に関しては怒りが鎮まらないようだった。

自分も出ていた番組だけに、こういう物言いにも説得力がある。いくら報道記者ではなくアナウンサーだとしても、「社長が『お前はしばらく謹慎しろ』と言えばそれで終わる話」という勝谷氏の発言すら、元々のジャーナリズム、社会正義を元にするジャーナリストからしたら報道機関としてのテレビ局では決して褒められた見識ではない。それで終わる話ではないのだ。この辺のスタンスは元雑誌記者というだけあって、あまりに翼賛弱体が進む同じテレビメディアがなぁなぁで済ませようとしているのに対して、こんな見識でも正義っぽさが際立つ発言となる。日テレ社長の会見での発言でも、それに対して本来あるはずの徹底した批判や、同業者のジャーナリストとしての自戒を込めた報道など無かったも同然。恐らくは「上重うまいことやったな、おれも良い金持ち見つけたいな」ぐらいの感覚だろう。権力や金に左右されるような状況は、官邸のメディア管理の成果とも言えるだろう。全メディアが安倍将軍翼賛へ向かう中で、本当にジャーナリズムというのはこのまま滅びてしまう気がしてならない。真実より自分の保身、真実より金と商売、まるで中国共産党のようだ。まさに安倍将軍が目指す、美しい国が見えてきている。もうここまで来たらどうでもいい話だけどね。それにしても関西神戸のローカル局とはいえ「サンテレビでも」とは、サンテレビ、シモジモ扱いかわいそうだな。