元世界王者・竹原慎二、ぼうこうがんで闘病中…リンパ節にも転移
サンケイスポーツ 11月14日(金)5時0分配信
プロボクシング元WBA世界ミドル級王者でタレント、竹原慎二氏が(42)が膀胱がんで闘病中であることが13日分かったという。
関係者によると、竹原は昨年から血尿など体に異変を感じていたという。当初はあまり気にかけなかったが、昨年末から痛みが増し、今年初めに精密検査を受け、ぼうこうがんと診断された。さらに、リンパ節への転移がみつかるほど病状は悪化していた。
現役時代は1995年に日本選手唯一となるミドル級世界王座(WBA)に輝き、引退後は俳優やバラエティーなどで多彩な才能を発揮する竹原が病魔と闘っていた。
関係者は、竹原について「屈強な肉体を持つ元世界チャンプとはいえ、がんの告知を受けたときはかなりショックを受けていた」と証言する。親友のプロボクシング元WBA世界ライト級王者でタレント、畑山隆則(39)らが病院探しなどに奔走。手術を受けて入院していたが、現在は回復傾向にあり、通院による抗がん剤治療で再起を目指している。
竹原にとって、妻と2人の子供が闘病の支えになっている。常に言葉で励ましてくれ、がんの専門書を読んで病状を考えた食事を作ってくれる妻に感謝しており、周囲に「家族からは、がんに立ち向かう勇気をもらっている」などと漏らしているという。
竹原は畑山と「竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム」を経営し、昨年12月29日のブログでは「来年は選手育成に力を入れて頑張ります」とボクシング界に“恩返し”をする決意を明かしていた。
竹原の壮絶な闘病生活は、今月21日にお笑いコンビ、爆笑問題が司会を務めるTBS系「爆報! THE フライデー」(金曜後7・0)で放送予定。本人のインタビューや抗がん剤で髪が抜け落ちた姿などを伝える。
強靭な肉体を誇る元プロボクサーもがんとの闘いには苦闘しているようだ。闘病生活を爆笑問題のバラエティで流すというのはいささかゲンナリ感が否めない。ま、出演料を少しでも闘病の足しにということは仕方がないかもしれないが。著名人の膀胱がん患者には、俳優の松田優作(膀胱がんの腰部転移のため、40歳没)、コメディアンのレオナルド熊(末期の膀胱がん、59歳没)、俳優の菅原文太や評論家の立花隆は完治、あるいは闘病中で存命である。現代の医療では、膀胱がんはステージI期では5年生存率が約95%を超えており、早期の段階で発見すれば、ほとんどの患者が治すことができるがんらしい。ステージIII期以降は5年生存率が急激に下がる傾向にあるが、それでも全体を平均すると約60%あり、すべてのがんの中では比較的予後が良いがんであるといえる。家族の支えに応える意味でも、その強靭な肉体を元に是非治癒を目指してほしいものだ。
ちなみに「上原美優さんの遺書」として父親の遺筆をデマで流された漫画家の赤星たみこも子宮がんからの生還者である。今は絶版?売り切れの闘病漫画が↓。中古でなら買えるようだ。※追記:出版元の扶桑社ではまだ生きてるようなので、絶版ではないようですね。
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