今いくよさんが急死。享年67。昨年から胃がんで闘病。
今いくよさん急死 67歳、昨年胃がん公表 くるよと漫才ブームけん引
スポニチアネックス 5月29日(金)
ベテラン漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ(いま・いくよ、本名里谷正子=さとや・まさこ)さんが28日午後、大阪府内の病院で亡くなった。67歳。京都府出身。昨年9月に胃がんが見つかり、闘病しながらステージに立ってきた。細い体形と濃いめのメークで知られ、84年には上方漫才大賞を受賞するなど、本格女流漫才師として活躍した。葬儀・告別式の日取りは未定。
底抜けに明るかったいくよさんが静かに逝った。関係者によると、死因については不明だが、これまでがんとの闘病を続けながら舞台に立っており、「かなり体力的にも厳しいものがあったようです。舞台を降りるとつらそうだった。気力と体力を振り絞って漫才をしていた」という。最後の舞台は今月上旬、大阪市のなんばグランド花月とみられる。
いくよさんは昨年9月7日、京都市のよしもと祇園花月の出番終了後に体調不良を訴え、翌8日、自宅近くのかかりつけ医で受診したところ「おへそ周辺に、しこりがある」と診断され、別の大阪市内の病院で胃がんが見つかった。
同17日に入院し、手術はせず、抗がん剤治療を行うなどして11月5日に退院。抗がん剤治療を継続しながら3カ月後の12月3日に、よしもと祇園花月の舞台で仕事復帰した。「今までの彼氏より、がんの方が長い付き合いになると思う」と漫才師らしく笑いを交えて闘病への決意を表明し、くるよの持ちギャグ「どやさ」をそろって披露するなど元気な姿をみせていた。◆プロフィール
今 いくよ(いま・いくよ=本名里谷正子、さとや・まさこ)
1947年(昭22)12月3日、京都府出身。
京都明徳高時代にソフトボール部のチームメートで同級生の、くるよと70年に今喜多代さんに弟子入り。
84年に上方漫才大賞、第2回「咲くやこの花賞」を受賞。
昨日の今井さんといい、癌による急な訃報が続く。いくよさんも癌での急逝。昨年秋からの抗癌剤治療での闘病だったが、抗癌剤治療での闘病が舞台を続けるための選択だったのか、それとも既に転移が多かったための苦渋の選択だったのか、詳細はわからない。何かの機会にお会いしたことがあるが、物腰の優しい嫌味のない腰の低い人柄だった印象が強く残っている。いずれにしても一度は舞台へ復帰したということが、いくよさんにとって漫才師として最後の花を咲かせた事にならないだろうか。心よりご冥福をお祈りいたします。
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