人気の「天空の城」、入山禁止知らずに400人 だと??

日本の地方

人気の「天空の城」、入山禁止知らずに400人

読売新聞 10月13日(月)11時12分配信

b0162847_23123796雲海に石垣が浮かぶ姿が「天空の城」と人気の兵庫県朝来(あさご)市の竹田城跡(国史跡)で、城跡のある古城山(353メートル)が12日、入山禁止となった。
観光客の車の渋滞などで、秋祭りの運営が妨げられないよう、市が今年から実施。市はホームページでも発表していたが、麓の観光案内所によると、知らずに来て見学できなかった人は400人以上という。
市はこの日、麓の市道などに警備員を配置して車を止め、徒歩での入山も禁止。諦めきれない観光客の中には、警備員や朝来署員に苦情を言う人もいた。松江市から妻と訪れた会社員(63)は「楽しみにしていたのに。有名な観光地なのだから、もっと周知してほしかった」と不満顔で帰っていった。

役所の方は周知不足、観光客の方はリサーチ不足。気の毒ではあるが、どっちもどっちだな。一節には日本には3万を超える山城(山城跡)があるとか。最近もあちこちで、うちも天空の城だ!と言い出している自治体が出てきているようだ。ブームに便乗するのもなかなか安易で地方公務員らしい発想だが、なんと言われようと村おこし、地方起こしが至上命題である日本では、もうなんでもありで良いと思う。たぶんどこの天空の城も、いわく「天候次第」「観望ポイントは極めて限られている」など、いざ観光客が訪れると大量の言い訳が必要なところだと推測できるが。