上西議員FB 閲覧不能に…批判殺到で炎上、削除も追いつかず
デイリースポーツ 4月5日(日)
維新の党から除名処分を受けた上西小百合衆院議員(31)の公式フェイスブック(FB)が、5日午後からアクセス不能になっていることが分かった。上西氏のFBは今月2日から“炎上”状態にあり、批判コメントで埋まった過去記事が削除される事態となっていた。
5日正午ごろには、「やめろ」などと議員辞職を求める批判やバッシングなど900件近くのコメントが殺到した状態だった。しかし、5日夕方段階でアクセス不能(閲覧不能)となった。
このFBの炎上騒動が加速したのは今月2日。疑惑に対し明確な説明を行っていなかった上西氏が、FBに本会議を病欠した体調管理については謝罪の弁を記したものの、疑惑に関しては「私が旅行に出かけたというような事実はない」「療養に専念していた」との反論文を掲載。これに批判のコメントが殺到し、同記事は3日朝までに削除された。
3日夜に会見を開いた上西氏は、この反論文に対し「ずっと事実無根のうわさや、疑惑が報道され、当然一般の国民の皆さんは、私がフェイスブックに書いても、テレビの力は大きくて『なに言ってんだ』『うそつくな』とかすごい苦情があまりにも多かった」と膨大数の批判が殺到したことを認め、「私としては事実をご説明したのですが、これは掲載しないほうがいいのかな、記事があること自体が問題なのかな、と取り下げさせていただきました」と記事削除に至った経緯を説明した。
一方で、誹謗中傷のコメントは「事務所スタッフの判断」で消去するなどしたというが、追いつかず。その後もコメント殺到は疑惑発覚前の政務報告に関する記事にも“飛び火”し、辞職を求めるコメントなどが続々と書き込まれて、3月中旬の数件の記事も削除されていた。
はっきり言ってこの対応はマズすぎるし、ネットの力を侮ってはいけない。低コストで簡便なPR手段であると言うことは、本人がその職において、あるいはその分野において正しく真面目な取り組みを行っている限りにおいて言えることで、いったんそこを踏み外せば、その簡便さとアクセス性が逆の刃となって自身に振りかかってくることは自明の理だ。単なる広報手段としてネットを使っているレベルだから、こうなる。SNSの利用法は「正しく生きていく」ことに尽きる。そうでなければ「炎上商法」として、単にスキャンダルで注目を集める芸能人になるしかない。それにしてもこの事件で初めて知った議員だが、衆院本会議を欠席して秘書と不倫旅行とは恐れいった。これでは利権あさりの与党議員と同レベル。これでも税金を年間3000万円以上懐に入れてるのだから、本当にこの国の政治屋はひどいもんだ。