ムッシュかまやつ 肝臓がん「絶対復活するから心配しないで」

健康・医療

スポニチ 2016年9月7日

ムッシュかまやつ 歌手のムッシュかまやつ(77)が肝臓がんを患っていることを6日、所属事務所を通じて発表した。

事務所によると、肝臓がんは5月の定期検診で見つかった。これに伴い、7月7日に東京・昭和女子大学で予定されていた喜寿記念コンサートを「健康上の理由」で延期していた。

通院して抗がん剤による治療を続けていたが、8月23日に脱水症状を起こし、一緒にいた息子が119番通報。緊急搬送され、そのまま検査入院した。現在も入院している。

事務所関係者は「脱水症状はがんとは関係ないようです」と説明。現在の体調について「本人は食欲もあり、元気な様子と聞いています」としている。現段階で手術などを受ける予定はないという。

かまやつはマスコミ各社に送付した書面で「絶対復活するから心配しないでください!それまでいろいろご迷惑おかけします!」とコメントした。テレビのCSで1本、ラジオで1本のレギュラーを持っており、周囲にはいずれも予定通り出演する意向を示しているという。

今月10日に東京都内のホールで、泉谷しげる(68)との「トーク&ライブ」を予定していたが、所属事務所のホームページで「健康上の理由」で出演をキャンセルすると5日に発表。泉谷は自身のブログで「大先輩であるムッシュかまやつ氏が体調不良により検査入院となり、今回のコンサートに出演できなくなりました」などと報告していた。

▼福田医院(横浜市)福田伴男院長 入院の原因になった脱水症状とがんに、直接の因果関係はないと思われる。ただ、脱水症状により体力や免疫力が落ちて、がん細胞が活発になる可能性はある。点滴などと並行して、がんの経過に関しても細かく検査しているのでは。

◆ムッシュかまやつ 本名・釜萢弘(かまやつ・ひろし)。1939年(昭14)1月12日、東京都生まれ。ジャズシンガーのティーブ・釜萢の長男。青学在学中に学生バンドを結成し、米軍キャンプを中心に演奏活動を始める。64年に堺正章らと「ザ・スパイダース」を結成。70年に解散後はソロシンガーとして活躍。75年に「我が良き友よ」がヒットした。歌手の森山良子はいとこにあたる。

元バンドメンバーの堺正章さんは元気に一線で番組を持たれているようであるが、往年のグループサウンズ世代の皆さんも結構なお年になられた。
肝臓がんの多くは肝炎ウィルス(C型、B型)の感染による慢性肝炎や肝硬変が背景にあるといわれている。ムッシュの場合酒の飲み過ぎが背景に?肝臓が「沈黙の臓器」と言われているのは有名であるが、言われるように自覚症状がほとんどなく定期検診で見つかることが多い。ムッシュの場合定期検診で肝臓がんがが見つかったとのことである。ある意味では定期検診で見つかったことは幸いだと言えよう。いろんな症状が出てから病院へ行っても既にかなり進行していることが多いからだ。とはいえ外科手術されず、抗がん剤だけでの治療というのは診療ガイドラインで見るとステージが心配される。70代後半ということで、体力的なしんどさはあるかと思われるが、是非とも負けずに頑張っていただきたい。