マッサンの妻がブロードウェーミュージカル主演デビュー だと?

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“マッサン妻” 米・ブロードウェーでデビュー、12月には日本公演も

デイリースポーツ 2月20日(金)

シャーロット・ケイト・フォックス

「CHICAGO」の主役・ロキシーに変身したシャーロット・ケイト・フォックス

良妻から悪女へ-。NHKの連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜、前8・00)でマッサンの妻・エリーを演じている米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)が、ミュージカル「CHICAGO」に主演し、10月にブロードウェーデビューすることが19日、明らかになった。
12月には日本公演も行う。悪女役に挑むフォックスは「また新しい旅を始めるような気持ち」とエリーから飛び立つ新天地に意気込んだ。
マッサンを支え続けた優しい妻から一転、フォックスが、欲望のためには手段を選ばないセクシーな悪女に“転身”する。
CHICAGO」は人間の愛と欲望を描き、トニー賞など数々の賞に輝いたミュージカルの金字塔。フォックスが演じるのは、愛人を殺害した罪で起訴され、メディアなどを利用してスターにのし上がろうとする悪女ロキシー・ハート。世界中の女優があこがれる奔放でセクシーな役だ。

日本では「マッサン」で一躍メジャーになったが、来日前には舞台経験も積んでおり、「CHICAGO」の地方公演には出演したこともある。「マッサン」の放送開始後の昨年11月に、都内でオーディションを受け、ブロードウェー公演の主演を勝ち取った。
同作のエグゼクティブ・プロデューサーはオーディション終了後に「マッサン」を見たといい、「言葉は分かりませんでしたが、彼女の演技と、共演者との調和が深く伝わりました。彼女ならブロードウェーで主役を任せられると思った」とエリー役での好演が抜擢の大きな理由だったことを明かした。
ロキシーの衣装を身につけたフォックスは「こういった衣装は久しぶりです」と笑顔。「また違う私の一面を見ていただけると思います。エリーと別れるさみしさはありますが、新しいキャラクターと出会い、新たに役を作っていけるというのは、俳優にとって大きな喜び。経験のすべてをロキシー役に注ぎ込むつもり」と新たな船出に気合十分だった。

マッサンの物静かで人の良さそうな良妻があの悪女「ロキシー・ハート」役とは、びっくり。180度転身できるのも、さすが女優ということかな?とにかくCHICAGOは超ロングラン作品、映画も含め数々の役者が演じてきたビッグタイトル。アメリカ演劇界の最高賞と言われるトニー賞では1997年度に、8部門ノミネート、再演ミュージカル作品賞、ビビ・ニューワースにミュージカル主演女優賞、ジェイムス・ノートンにミュージカル主演男優賞、ケン・ビリントンにミュージカル照明デザイン賞、ウォルター・ボビーにミュージカル演出賞、アン・ランキンに振付賞の6部門受賞に輝き、2008年に『南太平洋』が7部門受賞するまでブロードウエイ再演史上最多であった。どのような演出で出てくるかは不明だが。体力気力共に必要なブロードウェイ公演、頑張って欲しい。それにしてもデイリースポーツ、最後に「気合十分だった」とは、競走馬じゃないぞ。ちなみに、上に張り込んだ動画「映画版CHICAGO」のロキシー・ハートは、レネー・ゼルウィガーが演じている。彼女はかつて記事で紹介した「ブリジット・ジョーンズの日記」の際には役作りで体重を13kg増やし、アメリカ生まれなのでイギリス人役としてクイーンズ・イングリッシュを学びなおして挑んでいる。その翌年の映画版「CHICAGO」(上の動画)でゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。アメリカのプロは凄い。

作品としてのCHICAGOはあまりにデータが多いのでWikiを参照してください。