タグ・ホイヤーがスマートウォッチ、インテル・グーグルと提携
ロイター 3月20日(金)
バーゼル(スイス) 19日 ロイター] – 仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下のスイス高級時計メーカー、タグ・ホイヤーは19日、米インテルと提携し、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートウォッチ(腕時計型端末)を年内に発売することを計画していると発表した。
実現すれば、アンドロイドを搭載する初の高級スマートウォッチとなり、米アップルの腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」に攻勢をかける。タグ・ホイヤーのジャンクロード・ビベール最高経営責任者(CEO)は時計と宝飾品の国際見本市「バーゼルワールド」で、価格や機能などに関する詳細には踏み込まなかったものの、今年第4・四半期の投入を想定していると語った。
インテルはこれまでに、スマートウォッチの開発に向け、伊サングラス・眼鏡大手ルクソティカの「オークリー」ブランドや米ファッションアクセサリーのフォッシル・グループなどの複数の企業と提携を結んでいる。
AppleWatchが単なるウエアラブル端末というカテゴリーを超えて「ファッション」であるというマーケティングに、既存の時計メーカーも黙っているわけにはいかなくなったようだ。例えばスポーティなブランドであるタグ・ホイヤーなどは一部の商品の価格が競合するようなところも出てくるので、単純にライバル登場となるわけだ。かつてAppleがiPodを出した時に、先行していた携帯オーディオプレイヤーメーカーたちは、「パソコンメーカーがオーディオの世界に打って出ても勝算はあまりない」などと鷹揚に構えていたフシがあり。その商品の潜在的なパワーを見抜けなかった過去がある。おそらくその製品がどのような世界をもたらすかというイメージが貧困だった先行メーカーと、ネット社会まで見通し確信を持った世界観の基に作られたiPodの差がその後の逆転を産んだのだろう。その意味で早くも危機感を持ち、機械時計から逆襲を試みるタグ・ホイヤーの戦略は面白い。もちろんApple一人勝ち許すまじ、というGoogleの強力な働きかけや、WindowsXP廃止による買い替え需要が見込み違いで新しい利益を欲しがっているインテルなどの思惑もあったのだろう。AppleWatchの登場が、いよいよ世界のウェアラブルデバイスの市場に波紋を立て始めたようだ。
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