アップルウオッチ、スイスでは当面販売できないとスイスの放送局が報じた。だと?
2015/04/27
アップルウオッチ、スイスで当面販売できず
ロイター 2015年 04月 6日
[チューリッヒ 4日] - 米アップルが少なくとも年末まで、スイスで腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」を販売できない見通しだ。知的財産権の問題が影響しているという。スイスの放送局RTSがウェブサイト上で伝えた。
RTSがスイス連邦知的財産庁の文書を引用したところによると、1985年の特許により、アップルはスイス内での時計発売に「アップル」という言葉やそのイメージを使用することができない。
今年12月5日に特許切れとなるが、現時点では、高級時計ブランド「レオナール」のオーナーが所有しているという。
アップルとスイス連邦知的財産庁からのコメントは得られていない。
日本でも発売CMが打たれ始めたAppleWtach。まさかあのAppleがマーケティングの段階でこの事を見過ごしているわけがないと思われるので、恐らくは条件面での折り合いがつかなかったのではないか?かつてiPad発売時にも、中国の液晶メーカー唯冠グループからiPadの商標は自分たちのものだから1200億円支払えという訴訟を起こされている。これに関しては中国企業らしい狡猾でドロドロした様相が繰り広げられてうんざりしたが、ややこしいのでロケットニュースあたりの記事を参照して欲しい。連中は製品化する気もないのに商標だけを取ってそれを逆手に訴訟や商標権を売るという詐欺まがいの商売を行っているから、あまり参考にはならない。それにしてもこれらの腹黒い連中のやり口に「学習して」るはずだ。
何よりスイスについては、2012年にiOS 6向けにリリースした時計アプリのデザインがスイス連邦鉄道(SBB)の鉄道時計の盗用だということで、SBBが商標権を主張し、10月にAppleがライセンス料として2000万スイスフラン(約16億7000万円)の和解金を払ったばかりだ。当然Apple Watchについてもリサーチされてるだろうし、殴り込みをかける時計産業の聖地、本拠地であるスイスにリサーチがなされないはずがない。レオナールはおそらく商品LINEとして文字通りの「林檎」のデザインを意識して1985年に特許とともにこの商標を取っていたのだろう。今になってそれが:表面化しているということは、買い取りに応じないスイス時計産業の「意地」なのかもしれない。Appleにしてもスイス国内というマーケット規模なら、期限切れを待つほうが得策と判断してるのだろう。さて、この話の行く末はどうなるのだろうか?
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