アップル、3月9日スペシャルイベント Spring Forward開催。 だと?

Apple Watch電子おもちゃ

腕時計型端末発売1カ月前、アップル来月9日にイベント

ロイター 2月27日(金)

[サンフランシスコ 26日 ロイター] – 米アップルは26日、サンフランシスコで3月9日に開催するメディア・イベント招待状を送付した。
2015 apple inv招待状には「スプリング・フォワード」と、夏時間移行に伴い時計の針を進める際によく使われる言葉のみが記載されており、イベントの内容に関する説明はない。
ただ、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は前月、腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」を4月に発売すると発表しており、これにかけた言葉遊びと見られる。
アップルウオッチは電子メールのほか、健康管理やネット決済機能なども備え、2010年に発売したタブレット型端末「iPad(アイパッド)」以来初めての大型商品となる。

例によって日本時間での3月10日午前2時からライブ配信もあるようだ。当然発売が近いApple Watchがメインのテーマになるだろうが、先日紹介したように「機能がフル装備ではない」という点が気ががりである。(仮にサプライズでヘルスキットのセンサー周りがフル装備されたとしても、米国(米国人?)でのデータ補正に時間がかかっているとのことなので、日本人のデータにアジャストするのにはまだ時間がかかりそうな気もする。)となると、少々がっかり感なイベントになり、それはそのまま株価に反映されてしまうのがアメリカの厳しいところだ。そこでティム・クックCEOがどのような手を打ってくるのかが注目される。カリスマ性の高いスティーブ・ジョブスに比べ、どちらかと言えば真面目というか、奇をてらわないタイプの経営手法に見えるのでサプライズは控えめという感じ?でも、今のままであまりに「イノベーション感」が足りないので、一部で噂の「アップル・カー」を絡めてくるのではないかという話もあるようだ。そういえば車載OS『Apple CarPlay』が発表されたのも、ちょうど昨年春、3月初頭だった。

applecarPlay

アップル・カープレイのサイト

さらに最近アップル・カーの試験車らしき車の目撃情報とウォール・ストリート・ジャーナルによるスクープがあったのも気になる。試験者は単なるMapの試験用かもという話もあるが。

アップルでは現在、あるトップシークレットのプロジェクトに数百人を投入しているとWall Street Journal紙は報じました。そのプロジェクトは、ミニバン型の電気自動車に関するものとのことです。
この「タイタン」と呼ばれるビッグプロジェクトは、今後数年に渡り取り組まれるだろうと予想されています。もちろんアップルは途中で中止することもあるかもしれません。しかし上手くいけば、スティーブ・ジョブズが夢みたiCarがついに現実になろうとしているというわけです。(ギズモード・ジャパン)

さすがにアップル・カーの登場は今すぐというわけにはいかないだろうから、それは置いておくとしても、Appleが新たな期待を産まないままにイベントを開催することはないだろう。なにかそこに期待したいと思うのは、長年同社に貢ぎ続けてきたくたびれた信者のささやかな楽しみである。さて、何が出てくるのだろう?刮目して待とう。